はりぐわ (針桑)
学名 |
Maclura tricuspidata (Cudrania tricuspidata) |
日本名 |
ハリグワ |
科名(日本名) |
クワ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
柘(シャ,zhè) |
科名(漢名) |
桑(ソウ,sāng)科 |
漢語別名 |
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英名 |
Silkworm thorn |
2012/05/11 小石川植物園 |
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辨 |
ハリグワ属 Maclura(橙桑 chéngsāng 屬)には、世界の熱帯・亜熱帯に約10-12種がある。
カカツガユ(ソンノイゲ・ヤマミカン) M. cochinchinensis(M.cochinchinensis var.gerontogea,
Cudrania cochinchinensis, C. cochinchinensis var.gerontogea,
C. javanensis, Maclura gerontogea;構棘・葨芝・山茘子・穿破石)
『中国本草図録』Ⅰ/0025・『雲南の植物Ⅲ』166
アメリカハリグワ M. pomifera(橙桑) USA産
ハリグワ M. tricuspidata(Cudrania tricuspidata;柘)『中国本草図録』Ⅵ/2540参照
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クワ科 Moraceae(桑 sāng 科)については、クワ科を見よ。 |
訓 |
漢名を柘(シャ,zhè)というものは これだが、和名を柘(つみ)というものは、ヤマグワ。 |
説 |
朝鮮・河北・陝西・華東・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・ベトナムに分布。
日本には、養蚕用に明治初期に入り、今日もときどき人家に植える。 |
誌 |
葉はカイコを飼い、実は食用・醸造用にし、樹皮の繊維から紙を作り、根皮は薬用にし、木材は上等な弓を作り、また黄色の染料にする。
福建・廣東では根を穿破石(センハセキ,chuànpòshí)と呼び、カカツガユ M.cochinchinensis(構棘)と同様に薬用にする。 |
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